ソフトウェアベースのテレビ会議
ここではパソコンを使用した、ソフトウェアベースのテレビ会議について解説します。
ディレイとは
ディレイとは、もともと「やまびこ」のように音が何度も反射して、繰り返し聞こえることです。音楽制作の現場などでは、このディレイを効果的に使って広がりの音を出す目的で使われています。映画やドラマ、テレビ番組などでも効果的に使われています。ディレイ音がどれだけ遅れて鳴るのかというティレイタイムや何回くらい繰り返し鳴るのかという要素の組み合わせで音響効果を得ています。CDなどを注意深く聞いてみると気がつくかもしれませんよ。
テレビ会議のディレイ
音楽制作の現場では効果的に使われているディレイですが、テレビ会議においてはひとつの欠点となってしまいます。話をしている人の口の動きと音声にずれが生じてしまうのです。この時間のずれがあると、テレビ会議を円滑に行うことが難しくなります。口の動きと音声のずれが0.5秒以上になると、それを聞いている人はストレスを感じてしまうといわれています。どうして時間差が生じるかというと、音声と比べ画像の方がデータが重いため、コンピューターが処理をするのに時間がかかってしまうためです。そのため画像の方が遅れて相手に届いてしまうのです。
リップシンク
しかし、テレビ会議の時に起こってしまう音声と映像の時間差をなくして、円滑なコミュニケーションを行うことはできるのです。その技術をリップシンクといって、映像データと音声データの同期を取り、タイミングを合わせるのです。本来先に届いてしまう音声データを、映像に合わせるように遅らせて、唇の動きと音声を合わせるのですね。このリップシンクの技術により、ストレスを感じずにテレビ会議を行うことができるようになりました。